「ホウパ・ノーヴァ
〜 ブラジリアン・ポップスの源流」

80年代のパーティを大いに盛り上げたホウパ・ノーヴァ。

70年代リオで活動していたオス・ファンクスというバンドが前身で、メンバーは結成当初から現在まで変わっていない。セルジーニョ(ドラム、ボーカル)、パウリーニョ(パーカッション、ボーカル)、クレベルソン(キーボード)、ヒカルド(キーボード)、キコ(ギター)、ナンド(ベース)の6人からなり、メンバー全員が作曲し、コーラスも務める。

彼等の一見キャッチーでダンサブルな曲には大陸的でゆったりとしたハーモニーに70年代のプログレッシブ・ロックやハード・ロックが調合されており、広く聴衆に受け入れられている。

それもそのはず、デビュー当時の彼等は、既に世界的な脚光を浴びていたミナス州の才能集団、クルービ・ダ・エスキーナと交流が深く、81年のデビュー・アルバム『Roupa Nova』以降、メンバーより曲の提供を受けたり共作したりしている。

その顔ぶれはミルトン・ナシメント&フェルナンド・ブラントの名コンビ(バンド名となった「Roupa Nova」を作曲)やベト・ゲジス&ホナウド・バストス、フラヴィオ・ベントゥリーニ、ルイス・ゲジス(ベトのいとこ)、マルシオ・ボルジェスといったそうそうたるもので、この頃のヒット曲をあげるときりがないほど。「Cancao de Verao」、「Sapato Velho」、「Bem Simples」、「Lumiar」、「Clarear」、「Anjo Anjo Anjo 」、「Whisky a Go Go」、「Chuva de Prata」、「Timida」、「 Seguindo no Trem Azul Seguindo no Trem Azul Seguindo no Trem Azul」、「Linda Demais Linda Demais Linda Demais 」、「Dona Dona Dona」など、完成度の高い曲の数々が80年代ドラマのサントラに使われており、20年近く経た今も多くの人々に親しまれている。

90年代に入ると新曲リリースの勢いは衰えるものの、スペイン語版ヒット集『Espanhol』(92)、ドラマ・サントラ曲集『Novela Hits』(95)、"ソフトロックの帝王"デヴィッド・ゲイツ(ブレッドのボーカル)が参加した『Atraves dos Tempos』(97)、過去のヒットを再アレンジした『Agora Sim』(99)、ミナス州出身作曲家の曲集『Ouro de Minas』(2001)などの興味深いアルバムを出し続けている。

2004年には待望のアコースティック・ライブ盤『Roupacustico』(DVD版有り)をリリース。これまでのヒット曲のほか新曲の「Ja Nem Sei Mais」、「Razao de Viver Razao de Viver Razao de Viver」などを披露し、昔からのファンを喜ばせた。

ホウパ・ノーヴァはブラジリアン・ポップスに大きく影響を与えたバンドのひとつだ。
♪代表曲
ANJO ANJO ANJO
MARGARIDA MARGARIDA MARGARIDA
RAZAO DE VIVER RAZAO DE VIVER RAZAO DE VIVER
DONA DONA DONA
LINDA DEMAIS LINDA DEMAIS LINDA DEMAIS
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