「ジョルジ・ヴェルシーロ
〜 正統派MPBの継承者」

ここ3年ほどブラジルのラジオでいつも流れているのがジョルジ・ヴェルシーロ。彼の音楽はメロディアスでソウルフル、ちょうどジャヴァンとジョージ・ベンソンの中間にある感じの音だといえる。
 
それもそのはず、彼等はヴェルシーロ自身が認める少年時代からのアイドルであり、ミュージシャンになるきっかけであった。ヴェルシーロは1968年リオ・デ・ジャネイロ市ボタフォゴ区に生まれ、少年の頃聴いたジャヴァンの「 Samurai Samurai Samurai 」に感動し音楽を学び始めたという。
 
やがて1990年代からリオのライブ・ハウスでギター&ボイスで演奏するようになり、93年にアルバム・デビューを果たす。デビュー時にジャヴァンのコピーと評された彼は徐々に自分の音楽性を磨いていった。今では同世代のリオのR&B歌手エヂ・モッタ(故チン・マイアの甥でもある)に「ヴェルシーロの曲はハーモニー、リズム、歌詞のどれをとっても一見シンプルに見えて実はよく考えられていて、彼には大きな才能を感じる」と絶賛されるほどである。
 
昨年末にリリースされた5枚目のアルバム『Livre』は前回のアルバム『Elo』の25万枚セールスを早々と上回り、人気の上昇ぶりを証明した。最新アルバムの曲「Monalisa」は昨年後半のラジオ・チャートのトップに入り、曲「Invisivel」は現在ラジオでヒット中である。
 
ステージの上で常に自然体のベルシーロは女性ファンから支持されるが、音楽面でも、カエターノ・ヴェローゾ、ジョルジ・アラガォンやフラヴィオ・ヴェントゥリーニなどの大御所たちに曲を提供したり、一緒に録音したりしている。3枚目のアルバム『Leve』(2000)のヒット曲「Final felizFinal felizFinal feliz」では念願のジャヴァンとの録音も果たした。

さりげなくブラジルのMPBシーンに出現した才能は、日本でも好評を得る予感がする。

♪代表曲
MONALISA MONALISA MONALISA
QUE NEM MARE QUE NEM MARE QUE NEM MARE
HOMEM ARANHA HOMEM ARANHA HOMEM ARANHA
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