「イヴェッチ・サンガーロ
〜 ブラジル・ポップ界の女神」

イヴェッチ・サンガーロのライブでは何万人という大観衆が一斉に踊る。彼女には人々のエネルギーを吸収し増幅させるカリスマがある。だからここ10年イヴェッチの人気はまったく衰えを見せない。いまではブラジル随一の女性エンターティナーだといえる。

イヴェッチ・サンガーロは1972年バイーア州の美しい田舎町ジュアゼイロに生れる。彼女の同郷人はなんとあのボサノバの神様ジョアン・ジルベルト。音楽好きの家庭では毎週のように人々が集まり流行歌の演奏パーティーが行われていた。小さなイヴェッチもクララ・ヌーネスのナンバーで参加していたという。

17歳のときモデルの仕事を得て州都サルバドールに移り住む。本業の傍らサルバドール周辺の音楽フェスティバルで次々と歌い、徐々に好評を得るようになる。92年、アシェー・ブームに火がつき、ボーカルを探していたバンダ・エヴァに抜擢される。イヴェッチを新しくフィーチャーしたバンダ・エヴァは93年に復活アルバム『Banda Eva』をリリースしアシェー・シーンのトップ・グループに躍り出る。

そして次のアルバム『Pra Abalar』(94)のタイトル曲が大ブレイク、イヴェッチの歌声は全国的に知られることとなる。「 Alo Paixao Alo Paixao Alo Paixao 」、「 Arere Arere Arere 」、「 Beleza Rara Beleza Rara Beleza Rara 」、「 Colecao Colecao Colecao 」、「 Eva Eva Eva 」など多くのヒットを飛ばし、イヴェッチはバンダ・エヴァ在籍中に計6枚のアルバムをリリースし250万枚以上のセールスを記録した。

99年、グループを脱退しソロ活動に専念することを決めたイヴェッチは、初のソロアルバム『Ivete Sangalo』をリリース。以降、アシェーからの脱皮をはかり、バラードなども歌うようになる。

とは言うものの、イヴェッチのダンス・シーンでの人気は変わることなく、2002年のソロ3作目となるアルバム『Festa』のタイトル曲は同年の年間ラジオオンエアチャート1位を記録している。また、同作ではR&B歌手ブライアン・マクナイトとのデュエットも話題を呼んだ。

2003年、デビュー10周年を迎えたイヴェッチはこれを祝し、年末にサルバドールで8万人を集めたライブを行った。ライブの模様は「MTV ao Vivo」としてリリースされCDは38万枚、DVDは28万枚と驚異的なセールスを記録している。同アルバムからは「 Flor do Reggae Flor do Reggae Flor do Reggae 」や「 Faz Tempo Faz Tempo Faz Tempo 」など3曲が2004年の年間ラジオチャートで上位にランクインした。

私生活ではモラエス・モレイラの息子でギタリストのダヴィ・モラエスと2002年に結婚。2004年9月に離婚。その後も恋の噂が囁かれている。

ブラジル・ポップ界の"海の女神-イエマンジャ"は、今、来日が最も期待されるアーティストの一人でもある。

♪代表曲
ABALOU ABALOU ABALOU
FAZ TEMPO FAZ TEMPO FAZ TEMPO
FLOR DO REGGAE FLOR DO REGGAE FLOR DO REGGAE
FESTA FESTA FESTA
SE EU NAO TE AMASSE TANTO ASSIM SE EU NAO TE AMASSE TANTO ASSIM SE EU NAO TE AMASSE TANTO ASSIM
CEU DA BOCA CEU DA BOCA CEU DA BOCA
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