「ファッチ・ファミリー
〜 骨太サウンドのボーカルファミリー」
今、ブラジリアン・ソウルを代表するボーカル・グループ、ファッチ・ファミリー。8人の兄弟姉妹で構成され、その名のとおり、全員が太っていて、見ためからしてとてもソウルフルだ。
グループ・メンバーはリーダーのシジネイ(長男)から年齢順に、スエリ(長女)、セリーニョ(次男)、セリーニャ(次女)、シモーニ(三女)、スゼッチ(四女)、カチア(五女)、デイジ(六女、末っ子)の女6人男2人で構成される。
サンパウロ州の内陸都市で育ち、プロ歌手だった父の影響を受け、幼い頃から家庭のなかで歌いはじめる。年上の兄や姉は成人になるとナイト・バーで行われるライブなどでバッキングボーカルとして歌うようになる。90年代半ばのパゴーヂ・ブームの時期にはアルチ・ポプラールの前座を務めるなどして、知名度を上げていく。
1997年、やっとリリースにこぎつけた1stシングル「Jeito Sexy」(ダイアナ・キングの「Shy Guy」のポルトガル語バージョン)がヒットし、1stアルバム『Fat Family』(98)をリリース。オリジナル曲の「Onde Fui Que Errei」のほか、「Jamais」(R&Bシンガー、プロデューサーのベイビーフェイスの「Last Night」のカバー)、ロバータ・フラックの代表曲である「Killing Me Softly With His Songs (やさしく歌って)」などが話題を呼んだ。
ブラック・ミュージックのヒットナンバーのポルトガル語カバーは、ブラジルの若年層にすぐさま受け入れられ、ファッチ・ファミリーの曲は瞬く間にダンスフロアやラジオなどでヘビーローテーションされるようになる。
2ndアルバム『Fat Festa』(99)では、DJメメのプロデュースのもと、「Fat Family」(シスター・スレッジの「We Are Family」)、「Madrugada」、「Eu Nao Vou」のほか、ゴスペルのスタンダードである「Oh Happy Day」などを収録、話題を呼ぶ。
3rdアルバム『Pra Onde For, Me Leve』(01)ではアルバム・タイトル曲(ディナ・キャロルの「Make You Happy」)をはじめ、「Impossivel」(コモドアーズ「Easy」)、「Setembro」(アース・ウィンド&ファイアー「September」)、「Pe na Tabua」(スティービー・ワンダー「Ordinary Pain」)や「Eu Vou Pra Night」(アリシア・ブリッジ「I Love The Nightlife」)といったソウルの定番ナンバーをポルトガル語で歌った。
2004年の4thアルバム『Fat Family』では、ブラジルのアーティストのカバーに挑戦し、ジャヴァンの「Lilas
Lilas
Lilas
」、カエターノ・ヴェローゾの「Forca Estranha」、ベト・ゲジスの「Amor de Indio」、ギリェルメ・アランテス「Amanha」、ジョルジ・ベンジョールの「Deus E o Amor」などをパワフルに歌い上げた。
また、2004年後半には日本のテレビのバラエティ番組の企画で来日。その大らかな存在感を披露し、都内でもミニライブを行った。
サンパウロの田舎で育った8人の兄弟姉妹はいま、チン・マイア、ウィルソン・シモナル、ジェルソン・キング・コンボなどのブラジリアン・ソウルの系譜を継承する"ヘビー級"な人気を博している。
♪代表曲
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EU NAO VOU
EU NAO VOU
EU NAO VOU
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