「シダーヂ・ネグラ
〜 ブラジリアン・レゲエの鼓動」
90年代に出現したレゲエ・バンドのなかでも抜群の人気を誇るシダーヂ・ネグラ。特にボーカル、トニー・ガヒードの透き通った声の魅力に引きつけられるファンも多い。
シダーヂ・ネグラは80年代半ば、リオ郊外ベルフォード・ホーショでレゲエに傾倒する若者達によって結成された。バンド名は黒人の多い貧民街にちなんだ「闇の街」という意味。初期メンバーはダ・ガーマ(ギター)、ビーノ(ベース)、ラザォン(ドラム)、ラス・ベルナルド(ボーカル)の4人。
地道な音楽活動の末、91年にファースト・アルバム『Lute para Viver』をリリース。92年にはセカンド・アルバム『Negro no Poder』を世に送り出し、本場ジャマイカのサンスプラッシュ・フェスティバルにも参加する。
この翌年、ボーカルのラスがバンドを去り、その代わりにソウル・バンド出身で当時26歳だったトニー・ガヒードがメンバーとなる。トニーがバンドに加わることでよりポップになったサウンドが功を奏し、トニー加入後の最初のアルバム『Sobre Todas as Forcas』(94)は75万枚という驚異の売上げをみせる。なかでも「A Sombra da Maldade」やナンド・ヘイスとマリーザ・モンチ共作の「Onde Voce Mora」などが大ヒット。また「Downtown」には世界的に有名なレゲエミュージシャン、シャバ・ランクスがゲスト参加したことでも話題となった。
次のアルバム『O Ere』(96)も大好評で、タイトル曲や「Firmamento」などがヒット。ここでもジャマイカからパトラ(参加曲 Realidade Virtual)やインナー・サークル(Free)といったスーパースター達がゲストとして収録に加わっている。
5枚目のアルバム『Quanto Mais Curtido Melhor』(98)も「
A Estrada
A Estrada
A Estrada
」、「A Cor do Sol」、「Sabado a Noite」(ルル・サントス共演)などのヒットを生み、99年にはそれまでのヒット曲のリミックスおよびダブ・バージョンを集めた「Hits&Dubs」をリリースしている。
99年はボーカルのトニーが映画「黒いオルフェ」(59)のリメイク版「オルフェウ」に主演。映画は世界中で公開され、カエターノ・ヴェローゾが音楽監督を務めたサントラ盤にも数曲参加したトニーは日本を含め世界的な知名度を得る。
2002年にはMTVアンプラグド盤『Acustico MTV』(CD&DVD)をリリース。生楽器による数々のヒット曲の演奏やジルベルト・ジルとの共演(曲 Extra)などが面白い。
最新アルバム『Perto de Deus』(04)ではミキシングをジャマイカで行い、ルーツ・レゲエへの回帰を示す。日本のレゲエ・ファンにも人気あるアンソニーBのDJをフィーチャーしたタイトル曲や「Alem das Ondas」が現在ヒット中だ。
「闇の街」はこれからもブラジリアン・テイストのレゲエを発信し続けていく。
♪代表曲
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A ESTRADA
A ESTRADA
A ESTRADA
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JOHNNY B. GOODE
JOHNNY B. GOODE
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