「ベッチ・カルヴァーリョ
〜 サンバの白の魂」
「ベッチ・カルヴァーリョはサンバの白の魂、アルシオーニは黒の魂」と言われた時代があった。70年代から80年代にかけてブラジル歌謡シーンで二人の才能ある女性サンビスタが君臨した時代のことである。
1946年リオ・デ・ジャネイロ市生まれ(レブロン区育ち)。その柔らかな声質ではずむように威勢よく、一度たりともリズムをはずさず歌うスタイルは今でも健在で、ブラジルだけでなく世界中にファンを持つ。ブラジルの人々は口を揃えて「ベッチを聴くと踊らずにはいられない」という。
ベッチは大衆歌手であると同時に正統派サンバの伝承者である。レパートリーにはあえてカルトーラ、ネルソン・カヴァキーニョなどの大御所のサンバをリバイバルしつつ「
Vou Festejar
Vou Festejar
Vou Festejar
」、
「
Coisinha do Pai
Coisinha do Pai
Coisinha do Pai
」など数え切れないほどの名曲を世に送り出した。アルバム27枚(ライブ盤含む)、他にも名曲集やゲストアルバム多数。
最近よく使われるパゴーヂという言葉は、彼女やグルーポ・フンド・ヂ・キンタウ、ゼカ・パゴヂーニョなど、今のサンバ界を代表する才能が20年前の無名時代に仲間の家で賑やかに行っていたセッションから来ている。日本のパゴーヂ・グループ「バランサ」もこの元祖パゴーヂ・メンバーに楽曲を提供してもらうなど交流がある。
ベッチはマンゲイラやポルテーラなどリオの伝統的なエスコーラ(サンバ・チーム)とも深い関係にあるが、カーニバルでは一度たりとも歌手(プシャドーラという)を務めたことはなく、彼女は「一年中頑張ってカーニバルを準備してきた人達が歌えばいいのよ、彼らのための祭りなんだから」という。
これがベッチ・カルヴァーリョというサンビスタの肖像であり、すべてのサンビスタが憧れる存在なのだ。
♪代表曲
♪
Vou Festejar
Vou Festejar
Vou Festejar
♪
Coisinha do Pai
Coisinha do Pai
Coisinha do Pai
戻る