バンダ・カリプソ
バンダ・カリプソは1999年にベレンでジョエルマ(ボーカルとダンス)とシンビーニャ(ギター)の二人によって結成されたバンド。最初の活動領域はブラジル北部・北東部に限られていたが、今日では全国区の人気を誇り、アメリカやヨーロッパへのツアーによってそのキャリアを確たるものにしつつある。
バンダ・カリプソは、カリブ南部に起源を持つカリプソのリズムを、パラー州特有のリズムに融合し、ブラジルに広めた。スカが彼らに大きな影響を与えている、と考える人も多い。カリブのカリプソに始まり、ランバダを通り、メレンゲへと至るスタイルのミックスは、彼らが受けたさまざまな音楽的影響を示している。バンダ・カリプソが確立した新しいスタイルは「ブレーガ・ポッピ(Brega Pop)」と呼ばれている。きらめく飾りのちりばめられた派手な服装や、すでにジョエルマのトレードマークになっているブーツなどのバンドのヴィジュアルも同様に、彼らから切り離すことのできない特徴になっている。
ボーカリストのジョエルマは19歳で歌い始め、パラー州のアルメイリン市のバーでショーを行っていた。彼女がベレンの音楽業界で知られるようになったのは、同市のFeira de Arte e Culturaに参加してからだった。ボーカリストを探していたバンダ・ファゼンド・アルチに見初められ、ジョエルマはこのバンドで6年間活動することとなる。
その後の1999年、シンビーニャとバンダ・カリプソを結成すると、ジョエルマのキャリアに転機が訪れる。その甘い歌声がパラー州の音楽シーンにおいて注目されていたジョエルマ・メンヂスは、バンドのボーカルを担うばかりでなく、目新しい振り付けも任されることになり、次第に若い聴衆を惹きつけていった。
バンドメンバーであり、人生のパートナーでもあるシンビーニャは12歳で人気アーティストのコピーをしながら音楽活動を始める。「Showbizz」誌によれば、この地域の「どこにでも現れる一体感」があったというが、謙虚なシンビーニャは自分をそれほど重要な存在だとは考えていないと語る。「この新しくて革新的なリズムは俺にも説明できないものなんだ。俺は録音を始めて、自分がしたいと思うことをやっていくよ。真ん中にサンバを入れてみて、うまくいくなら入れる。6種類のリズムパターンを持った曲を作ったことさえあるよ。天国で神様が命令を下していて、地上で俺が演奏していく。精霊のなせる業だよ。この精霊は人類学者のエルマーノ・ヴィアーナが発見したもので、彼はブラジル音楽のさまざまなスタイルをマッピングするという目的を持ったプロジェクト「Musica do Brasil」を発案したんだ。彼はブラジル音楽を記録するために2年間でブラジルを8万キロ動き回ったんだよ」。
現在までに10枚以上のアルバムをリリースしており、その多くは10万枚以上売れている。最新アルバムはSomlivreから出た『Banda Calypso - 100% Calypso』(07)で、同名のDVDも発売される予定。
♪代表曲
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ISSO E CALYPSO
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ISSO E CALYPSO
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PRA ME CONQUISTAR
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PRA ME CONQUISTAR
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CHICLETE COM CALYPSO
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