「アドリアーナ・カルカニョット
〜 親密なサウダーヂ」
→来日決定!

小柄で可愛いらしい雰囲気に包まれたアドリアーナ・カルカニョット。シャイな彼女が淡々と歌う姿に派手さはないが、聴く人々を独自の世界へ引きずり込んでいく。

アドリアーナ・カルカニョットは1965年、エリス・ヘジーナと同じブラジル南部の街、ポルト・アレグレに生まれる。幼少時には父がドラマーを務めるジャズバンドのセッションを遊びながら聴いていたという。6歳で祖母にプレゼントされたギターを弾き始め、12歳でピアノのレッスンを受ける。この頃からマリア・ベターニアカエターノ・ヴェローゾの音楽に強く感心を持つようになった。

19歳からギターでの弾き語りで地元のライブ・ハウスや劇場での演奏を始める。徐々に注目を集めたアドリアーナは、87年末にヒタ・リー自身の誘いにより彼女のショーに出演するなどしたあと、89年に活動の場をリオデジャネイロに移す。

翌90年、ファースト・アルバム『Enguico』(90)をリリース。「Naquela Estacao」がTV GLOBOのドラマ「A Rainha da Sucata」のサウンドトラックに使われ大ヒットを収め、その繊細な歌声が反響を呼んだ。

代表曲には「Mentiras」、「Metade」、「Cariocas」、「Parangole Pamplona」、「Vambora」、「Cantada (Depois de Ter Voce)」や「 Devolva-me Devolva-me Devolva-me 」、「Mais Feliz」などがあるが、彼女自身が書いた楽曲か否かにかかわらず、どれも親密なサウダーヂが漂う。本人も「私は数人の親しい友達に聴いて欲しくて録音する」と言うように、彼女が目の前で弾き、歌っているかのような心地よさがアドリアーナの特徴といえよう。

15年のキャリアで7枚のアルバムと作品数は少ないものの、映画、バレエ、絵画展、ファッション・ショーなどの音楽プロデュースも数多く手がけている。また、2004年にはアドリアーナ・パルチンピンという別名で"大人も聴ける子供向けアルバム"『Adriana Partimpim』をリリース。子供たちに向けて、クラウジーニョ&ブシェーシャの「Fico Assim Sem Voce」やアルナルド・アントゥーネスの「Saiba」などを優しく歌い話題となった。

アドリアーナのライブ映像はDVD『Publico』(01)で観られる。また、2005年に封切られた詩人ヴィニシウス・ヂ・モラエスのドキュメンタリー映画『Vinicius』での「 Eu Sei que Vou Te Amar Eu Sei que Vou Te Amar Eu Sei que Vou Te Amar 」をギター一本で演奏する姿も美しい。

「私の音楽には風景が見えるから」とアドリアーナは言う。彼女の歌はこれからもリオの街並み、都会の喧噪、冬の海辺といった情景を思い起こさせてくれるだろう。

♪代表曲
DEVOLVA-ME DEVOLVA-ME DEVOLVA-ME
戻る